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ストレスが止まらないとき

ストレスは、ずっと続くようにはできていません。体のアラームシステムは短い発動のために作られています。急上昇して、反応して、回復する。でもストレスの原因に明確な終わりがないと、回復フェーズは永遠にやってこなくて、あなたを守るはずのシステムがダメージを与え始めます。


ストレスは、ずっと続くようにはできていません。体のアラームシステムは短い発動のために作られています。急上昇して、反応して、回復する。でもストレスの原因に明確な終わりがないと、回復フェーズは永遠にやってこなくて、あなたを守るはずのシステムがダメージを与え始めます。

体への影響

ストレスが数週間から数ヶ月にわたって高い状態が続くと、研究者がアロスタティック負荷(Allostatic Load)と呼ぶものが体に蓄積されていきます。休む暇のないシステムが受ける、累積的な摩耗のことです。

  • 脳が形を変える。 神経画像研究によると、慢性的なストレスは海馬(記憶と学習)を縮小させる一方で、扁桃体(脅威の検知)を拡大させます。前頭前皮質は樹状突起の接続を失います。その結果、危険を察知する能力は高まるけれど、明確に考える力が落ちた脳になります。
  • 免疫システムが弱まる。 短い発動のストレスは免疫力を高めます。でも長期間の曝露はその逆で、感染症と闘い傷を治す力が抑制されます。
  • 心血管系がダメージを受ける。 持続的なアドレナリンの放出が血管壁を傷つけ、血圧を上げ、動脈を詰まらせる沈着物を促進します。
  • 細胞の老化が早まる。 UC San Franciscoの研究者たちは、加齢とともに短くなる染色体の保護キャップであるテロメアを測定しました。慢性的な病気の子どもを介護する母親では、介護ストレスの年数が長いほどテロメアが短くなっていました。 もし心当たりがあるなら、それはあなたが壊れかけているサインではありません。あなたの体があなたを守ろうとして、ずっと頑張り続けてきたサインです。

助けになること

ストレスの原因をいつも取り除けるわけではありません。でもサイクルを断ち切ることはできます。

  1. 10分間体を動かす。 短い散歩でコルチゾールが下がり、ストレス反応のリセットに役立ちます。1時間以上座っていたなら、2分立ち上がるだけでも効果があります。
  2. 吐く息を長くする。 吐く息が吸う息より長い、ゆっくりした呼吸を5回。それだけで神経系に「もう大丈夫だよ」と伝えることができます。
  3. 生産性だけでなく、回復の時間もスケジュールに入れる。 問題はストレスがあることではありません。回復がないことです。散歩の時間、画面なしの食事、何もしない10分間をブロックしてみてください。 ストレスは敵ではありません。ダメージが生まれるのは、脅威が去ったというシグナルを体が受け取れないときです。
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参考文献

  1. McEwen, B. S. (2017). Neurobiological and systemic effects of chronic stress. Chronic Stress, 1, 2470547017692328. https://doi.org/10.1177/2470547017692328
  2. Epel, E. S., Blackburn, E. H., Lin, J., Dhabhar, F. S., Adler, N. E., Morrow, J. D., & Cawthon, R. M. (2004). Accelerated telomere shortening in response to life stress. Proceedings of the National Academy of Sciences, 101(49), 17312–17315. https://doi.org/10.1073/pnas.0407162101
  3. Harvard Health Publishing. (n.d.). Understanding the stress response. Harvard Health.